呼吸器内科
呼吸器内科

呼吸器内科で診療する病気は幅広く、一般的なかぜからインフルエンザなどの感染症、喘息、気管支炎、肺炎、肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など多岐にわたります。さらに肺自体には異常を認めない睡眠時無呼吸症候群や禁煙のサポートなども行っています。そのため症状も幅広く、咳や痰はもちろん、胸痛や全身の倦怠感など様々な体調不良が診療対象となります。
呼吸器疾患の初期症状はかぜと変わらないことが多いですが、その背景には喘息や肺炎など重篤な病気が潜んでいることもあります。咳や痰、発熱などが続く場合は、自己判断をせず、呼吸器内科の受診をお勧めします。
呼吸器の病気に関して専門的な診療を行っております。
このような症状やお悩みがある方はご相談ください
日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
肺炎には原因となる微生物によって細菌性肺炎とウイルス性肺炎、非定型肺炎の3つがあります。
細菌性肺炎は、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌が原因で起こり、咳とともに黄色や緑色を帯びた痰が出ることがあります。
ウイルス性肺炎はインフルエンザウイルス、新型コロナウイルス(COVID-19)、RSウイルスなどのウイルスが原因で起こり、一般的なかぜの症状に続き、激しい咳や高熱、倦怠感などの症状が現れる特徴があります。
非定型肺炎はマイコプラズマやレジオネラなど、細菌とウイルスの中間的な性質を持つ微生物が原因で起こり、乾いた咳が長く続くことが多いという特徴があります。
治療に際しては、原因となる微生物を検査で特定し、薬の選定をすることや処方された内服薬を飲み切ることも重要となります。
高齢者や脳神経疾患をお持ちの方では、誤嚥をきっかけとした誤嚥性肺炎や化学性肺炎も多く見られます。誤嚥とは、空気の通り道である気管に食べ物や唾液、胃液などの異物が入り込むことを言います。本来、人間には気管に入った異物を反射的に咳や痰によって排出する機能が備わっていますが、加齢や脳神経疾患によってこの反射機能が弱くなったり、排出するための筋力が低下したりすることで気管に異物が入り込み、炎症を起こすことで肺炎を引き起こします。食事時だけでなく、睡眠中に唾液を誤嚥することで唾液に含まれる細菌によって肺炎を引き起こすこともありますので、口腔内を清潔に保つことが重要です。また、最近むせやすくなったという方は、嚥下機能(飲み込む力)が低下している可能性があります。誤嚥性肺炎の予防のためには、嚥下機能に適した食事形態にすることも重要です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、タバコ煙などの有害物質によって、気管支や肺胞に炎症が起こり、気管支壁が厚くなることによる末梢気道の狭窄や肺胞の破壊などを生じる炎症性疾患です。かつて「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれてきた病気の総称です。末梢気道の狭窄によって息が吐ききれず、吐く息が長くなる呼気延長を生じ、二酸化炭素が溜まりやすい状態となります。また、肺胞の破壊によって取り込んだ酸素と二酸化炭素の交換効率が低下し、血中の酸素濃度が低くなり呼吸困難や息切れを生じます。
間質性肺炎は肺の組織(間質)に炎症が起こり徐々に肺が硬くなる疾患です。肺が固くなることで酸素の交換効率が低下し血中の酸素濃度が低くなり呼吸困難や息切れも生じます。また、乾性咳嗽といわれる痰が絡まない咳を認めることが多いです。原因は様々あり、原因がはっきりとしない特発性、薬剤が原因となるものや職業、住環境によるもの、膠原病等に関連したものなどがあります。
肺水腫は病名ではなく肺に水がたまった状態のことをいいます。原因は大きく分けて「心原性肺水腫」と「非心原性肺水腫」の2種類があります。心原性肺水腫は、心臓のポンプ機能が弱まることで肺の血管で血液が滞り浮腫むことによって起こるものを指します。非心原性肺水腫は、心臓以外の原因で生じるものです。敗血症や重症肺炎、重症外傷、高山病など様々な疾患が原因となり得ます。主な症状は呼吸困難で、とくに仰向けになると息苦しくなるため、起き上がって座りたくなったり、夜中に突然息苦しくて目が覚めたりすることがあります。
肺がんの原因として最も重要なのが喫煙です。「1日の喫煙本数×喫煙年数」の数値が大きいほど、肺がんになる危険性が高くなるといわれています。
肺がんの多くは、初期には発生部位にとどまっていることが多いといえますが、次第に周囲のリンパ節に転移したり、肺内の別の部位、骨、肝臓、脳、副腎などに遠隔転移を起こしたりします。
発生部位付近にとどまっており、手術で完全に取りきれる可能性がある場合は、手術が行われますが、手術が難しい場合などは放射線治療(定位放射線治療)や抗がん剤による治療が選択されることもあります。
睡眠時無呼吸症候群は、大きないびきとともに睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。10秒以上呼吸が止まる「無呼吸」や呼吸が弱くなる「低呼吸」が、1時間に5回以上繰り返される状態をいいます。睡眠中に低酸素状態となり、それが毎晩、年単位で起きれば、心臓・血管系の病気や多くの生活習慣病と関連してきます。古くから高血圧症との関連性が報告されていますが、冠動脈疾患や脳卒中の発症にも関係するとされています。
血液中の炎症の程度、感染の有無、アレルギー体質などを調べる基本的な検査です。肺炎や喘息、アレルギー性疾患、自己免疫性疾患などの診断に役立ちます。全身の健康状態を把握するうえでも重要です。
胸部レントゲンでは、肺や心臓の形・影の異常を調べます。肺炎、肺結核、肺がん、気胸、心不全などの有無を確認できます。痛みはなく短時間で終わる、呼吸器診療の基本的な検査です。
肺にどのくらい空気を取り込み、どれだけ吐き出せるかを測定します。喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎などの診断や重症度の評価に有用です。息切れの原因を調べる際にも行います。
マウスピースをくわえて呼吸をすることにより気道抵抗=気管支の狭さを測定します。喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの診断に有用です。普段通りの呼吸をすることで検査ができるため小さなお子様や高齢の方でも行える検査です。
吐く息に含まれる一酸化窒素(NO)の量を測ることで、気道の炎症の程度を調べる検査です。特に喘息の診断や治療効果の判定に役立ちます。息を吐くだけの簡単で痛みのない検査です。
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